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16: ダイヤモンド (2006/04/14 21:25:44) |
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読んでて感動した・・・こんな死神ならこの世にいっぱいいてくれ>< |
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17: 原石のカケラ (2006/04/14 22:10:53) |
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だね、デスノートみたいな死神はいやだ |
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18: 凡才 (2006/04/14 22:30:19) |
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文長かったけど全部読んだ!!いい死神だったね!! |
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19: 原石のカケラ (2006/04/29 20:06:48) |
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感動しちゃったよぉ |
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20: 凡才 (2006/04/29 22:23:01) |
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同じくww |
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21: 水の端 (2007/03/20 22:47:40) |
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優しい声はこちらにきます。 とても物静かそうなお爺さんです。 「ヨヨラは必要と感じたときに、訪問者を騙して、村を守ってくれて おるんじゃ。」 「まずは、お二人を騙した事をお詫びしよう。」 お爺さんはペコリ、と頭を下げました。 「ええっ?! やっぱりあれは嘘だったの??」 コノはお爺さんに詰め寄ります。 「半分は、そうじゃのお」 「ただ、歓迎されたことは確かじゃぞ」 「??」 コノもテスもわけがわかりませんでした。 「おぬしらは森の中で沢山の化けた狐たちに歓迎されておったのじゃ。 いや、正確には歓迎されたフリじゃがな…」 優しそうなお爺さんは続けます。 「この村にはとても大きな秘密があってのお。」 「秘密?」 「そうじゃ。ヨヨラはそれを守る手伝いをしてくれている。」 「もしかして…」 コノはお爺さんに聞きました。 「もしかして、村人たちみんなが狐、とか?」 お爺さんは目を丸くしました。 「ふぉっふぉっふぉ。そうではない。 お前さんたちを騙した狐たちは、森にすんでおる。」 「村に住んでいるものはヨヨラ以外みな人間じゃよ」 それじゃあ秘密ってなんだろう? コノが聞こうとすると、突然声がしました。 「ちょ、ちょっといい加減離してよぉ!」 コノの腕の中にいたヨヨラでした。 ヨヨラはぴょん、と飛び出しました。 「ああっ、ごめんごめん」 コノが謝ります。 「もうっ、とにかく、君たちは村に入ったらダメーー!!」 「どうしてだよぉ…」 「どうしても何も、君の後ろにいる死神はなんだよー!」 テスはビクッ、と伸びました。 テスは忘れていた嫌なことを思い出しました。 「ぼ、僕は…」 テスがあわあわしていると、コノが言いました。 「テスはいー奴なんだっ そんな風に決め付けると いくらかわいくても許さないぞぅ!」 ヨヨラを少し身を引いて、答えます。 「ふ、ふん! いい死神なんて、聞いたことがないやいっ!」 「落ち着かんか、ヨヨラ」 お爺さんが止めに入ります。 「お前さんたち、悪いがこの村に立ち寄るのは諦めてくれんかのぉ」 「どうして!?」 「お前さんがいくら、その死神をかばっても、 他の村人は納得せんじゃろう…」 「ここからさらに西にいけば、大きな村がある、そこにお行きなされ…」 コノは叫びました。 「納得いかない!」 「コノ… もういいよ…」 テスが続けます。 「お爺さん… ごめんなさい… もういきます…」 テスは相当落ち込んだ様子で答えました。 「テ、テス〜〜!!」 「僕はやっぱり死神なんだから、わがままはダメだよ…」 テスはとぼとぼと、村とは反対の方向に歩き出しました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− お久しぶりです〜^^ 続きは書いてもらってかまいません〜 |
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22: 水の端 (2007/12/01 16:08:39) |
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その日、村はよく晴れていました。 「…どうかしたのですか?」 透き通るような声で誰かが尋ねます。 「い、いや、なんでもないですじゃ」 優しそうなお爺さんは答えます。 「…そうですか…」 「あなた様は…な〜んにも、心配せんで いいんですじゃぞ」 綺麗な女の人、そう、とても綺麗な… こんなに綺麗なのに、どこかさびしげで申し訳なさそう。 ヨヨラは何度も なぜそんなに悲しそうなの? と 聞こうと 聞こうと試しましたが ついに今まで一度も聞くことができていません。 村はよく晴れて、木漏れ日が風と戯れていました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 木漏れ日は道を示すかのようにゆらゆらと土を照らします。 「次の町はまだかな?ね?コノ」 「………」 「も、もうすぐ森を抜けるよ。ほらっ急ごう!」 「………」 コノはどうみても不機嫌でした。 テスの方が明るいくらいでした。 「…ねぇ、テス…」 「んんっ?な、なんだい!コノ」 突然名前を呼ばれてテスはどぎまぎします。 「…やっぱり、さっきの村に戻ろう!」 「えええっ!?」 「僕はナットクがいかないんだ!!」 「…コノ…」 「テスはいいやつなのに!! なんで皆わかってくれないんだ!」 「そ、それは… コノだってわかるでしょう?」 テスはうつむきながら、悲しそうに微笑んでいました。 「僕は… しにが…」 「それはもういいの!!」 テスは怒鳴られてびっくりしました。 「テスは… テスは平気なの!?いっつもいっつも 誰も本当のテスを見ようとはしない…」 「…もうなれちゃったよ… 僕はいつ生まれたかもわかんないけど 気がついたときには死神で 皆から恐れられていたから…」 「…テス!」 「な、なんだい?」 「テスは、死神の自分が好き?」 「…!!!」 テスは、はじいたように答えました。 「す、好きなわけないよ!!」 「好きなわけ…! 好きなわけないじゃないか…!!」 テスは大声でいいました。 とてもさびしくて、大きな声になりました。 「じゃあさ…」
「死神やめて、人間になろうよ!」
「…」
「…!?」
テスはぴたりととまりました。 「僕はテスとであってすごく良かった。 テスはいいやつなんだから、もっと優しくされないとダメだ!」 「人間になれば、きっと、皆もわかってくれるはずさ!」 テスは、今まで体験したことのない気持ちで心が満たされました。 気がつくと、テスは頬をぬらしていました。 それにはコノも驚きましたが、何よりテスが驚きました。 コノの提案、それはまさに自分の願いだったからです。 テスは誰かに理解されるということがあまりありませんでした。 テスの心は戸惑いと安堵感でぶるぶると震えていました。 テスの心はこのとき確実に満たされたのです。 「ええっ?! 僕、なんかひどいこといった?? …っていうかテスはよく泣くなぁ ははっ」 テスの心が口から溢れました。 「コノ…」 「ん?なに?」 「実は僕は… 天使になるためにここにきたんだ…」 「…」 「… …」 「うえええええっ!?」 コノの声で小鳥がびっくりして飛び立ちました。 |
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23: 水の端 (2008/09/08 19:53:58) |
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ざっざっざっざ 「ヘル様」 ざっざっざっざ 「なんだ クェジェ」 ざっざっざっざ 「このような辺境の森に何があるというのです」 ざっざっざっざ 「貴様は何も知る必要はない」 ざっざっざっざ 「しかし こんなに兵まで引き連れて」 ざっざっざっざ 「いずれ話す もう聞くな」 ざっざっざっざ 「…はっ」 軍隊が森を行きます。 皆同じ顔をして、同じところを見つめて。 ざっざっざっざ 足音が木々に響きわたり 奇妙な音を奏でています。 ざっざっざ ざっざっざ ざっざっざ ・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「そ、そうだったのかぁ〜」 コノは頷きます。 「まさかテスが天使になりたかったなんてねー」 「う、うん…」 テスはコノの様子を伺いながら返事をします。 「それで、どうやったらそんなことができるの??」 テスは、なんだかいよいよという気持ちになっていました。 これで、僕は… 天使になれるかもしれない!! テスは期待せずにはいられませんでした。 テスはゆっくりと話し始めます。 「それは、僕が人間に愛…」
「そこまでだ! 動くな死神!!」
大きな 大きな声が森に響きました。 「われこそは将軍ヘル!死神よ!少年を解放するのだ!」 テスとコノは突然の出来事に固まってしまいました。 「な、なに…?」 「ぐ、軍隊… 兵隊…さん?」 「おお!少年よかわいそうに! そのような醜い化け物に取り憑かれて! 今ここに偶然居合わせたのも何かの縁! 今、助けてやるぞ!」 コノは言い放ちます。 「ち、違う!僕は取り憑かれてなんて…」 「おのれ死神、すでに心までも侵しておるのか! ええい、なにをしておる兵士どもよ、弓を射て!やりをもて!」 「ってそんなことしたら僕まで死んじゃわない!?」 テスがコノに言います。 「大丈夫、僕には効かないし、コノにだって…」 その瞬間! コノが目の前から消え去りました! 「コ、コノ!?」 草むらに隠れていた兵士の一人が飛び出てコノを連れ去ったのです。 「テ、テふ!むぐぅ!」 「コ、コノ… コノ!」 「死神めっ 油断しおったな! 少年、もう大丈夫だぞ! さあ!今だ勇敢な兵士たちよ! 死神を… 死神を 殺せっ!!!」 うおーーーという怒号と共に兵士が襲い掛かってきました。 しかし、テスはそれどころではありません。 「コノ、コノ…」 テスはどうしたらよいかわかりません。 コノを奪い返してもいいの…? テスはどうしたらよいかわかりません。 それはコノの喜ぶこと…? 僕にはコノが必要なんだ… でも… でも…
おお 少年よ 可愛そうに
醜い 化け物に 取り憑かれて…
醜い 化け物に … !
違う違う違う
コノは違うんだ
いままでの
いままで出会ったどんな人間より
コノは優しいんだ
だから コノは違うんだ
コノが僕のことを
本当は
醜いなんて思ってるわけないんだ!!!!!
… …
でも …
もし …
もしかしたら…
もしそうだとしたら…
テスはコノがどうしてこんなにも優しくしてくれるのかがわかりません。 わからないから常に不安なのです。 いつか、突然コノに嫌われるんじゃないかって。 何か自分の知らないところで嫌われて それをコノが黙ってるんじゃないかって。 テスは弱い 本当に弱弱しい心で考えます。 コノ、君はどうしたいの? 当然僕と一緒に来てくれるよね…? そうしたいはずだよね…? コノ 言ってよ 「助けて」って 「やめろっ!!」 コノは叫びました。 「僕のことはどうしてもいいから、テスには手を出すな!」
え … … ? それはテスの聞きたかった言葉ではありませんでした。 「テス」 コノは笑います。 「僕は大丈夫だから、心配しないで」 それはコノの優しさからくる言葉です。 でも心の揺れているテスにはこう聞こえました。 「テス、僕は一人でも大丈夫だから 君がいなくても、平気だから」 当然、コノはそのように言ったつもりは微塵もありません。 でも、テスにはこう聞こえました。 (コノは、僕がこんな弓や槍で死なないことをしってるはず…) (なぜ?なぜ助けてといわないの?コノ!) 「し、将軍!我々の弓も、槍も、何も効きませんぞっ!」 「ならば火を放つのだ! 焼き払え!!」 呆然としているテスに将軍は火を放ちました。 ゴウ ゴウ とテスが燃えます。 テスは燃えますが テスは死にません。 テスは死神なので 死ねません。 その立ち尽くす姿はまさに非道の化け物でした。 「く、くそう… 化け物めっ!!」 化け物…? ボクハ バケモノ ? テスの不安が コノに嫌われるという不安が コノがそばにいないという不安が また一人になるという不安が また理解者がいなくなるという不安が 天使になれないという不安が テスの弱った心に押し寄せます。 いやだいやだいやだいやだ また 先の見えない孤独の底を這いずり回るのはいやだ! 「コ、コノを…」 「コノをかえせーーーー!!!」 テスを燃やす炎は一瞬にして掻き消え かわりにテスの周りを取り囲むように炎の渦が表れました。 「た、退却… 退却〜〜〜〜!!」 それに驚いたのは兵士たちです。 みな一目散に逃げて行きます。 テスには周りが見えてません。 叫んではみたものの、 やはり心は訳のわからない不安で満たされていました。 「こ、これは… これが神属の力…」 将軍はしばらくテスの炎の渦を眺めて馬に乗って去って行きました。 コノを連れて。 「コ、コノーーーー! コノーーーー! コノーーーー!」 テスの声はどこまでも響きます。 「テスーーー!た、たすふぇむぐう!!」 「少年!君にはお払いが必要だなっ! まだ催眠がとけていないようだ。 あんな醜いバケモノを慕うはずがないからなっ!」 テスの声は響き渡りますが コノの声は響き渡りませんでした。 「コノ…どうして…」 「どうして僕に助けを求めなかったの…?」 「僕は… コノにとって必要じゃないの…?」 「どうして… 僕なんかに優しいの…?」 テスはつぶやきます。 そして質問に答えるはずのコノは、もういません。 テスはかろうじて得たものを再び失い 暗い井戸でうずくまっているような気持ちになりました。 「コノ… 僕は一体どうしたら…」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ここがその村だ」 ヘルが言います。 「ほ、本当にこんな村に願いをかなえる天使が…?」 (こ、この村って!) ヘルに連れ去られたコノはとある村に来ていました。 (この村は… テスを… 追い返した…) 「いらっしゃい 歓迎します… ん?」
… …
「お爺さん…」 「…なんですじゃ?」 「森の外が… 騒がしいようですね…」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− つづきは書いてもらってかまいません〜 ではでは |